「無借金経営」という言葉に惑わされない!!お手本にすべき経営者の考え方【後編】
2025.01.12
(株)アリスが考えるのは、無借金であること自体が善なのではないということです。
本当に見るべきなのは、「その無借金が、誰の犠牲の上に成り立っているのか」。
研究開発現場や生産現場でのものづくりの世界では、一社だけが得をする関係は長続き
しません。
研究開発、試作、生産現場はすべて連動しています。
どこかを無理に締め付ければ、必ず品質や信頼として跳ね返ってきます。
お手本にすべき経営者とは、数字の良さを誇る人ではなく、厳しい局面でも取引先や
社員とどう向き合うかを行動で示せる人だと、(株)アリスは考えています。
無借金かどうかという結果だけを見ても、経営の良し悪しは判断できません。
本当に問うべきなのは、どうやってその状態に至っているのかという過程です。
誰かに無理を強いていないか。
取引先や従業員に、見えない負担を押し付けていないか。
短期的な数字を守るために、長期的な信頼を削っていないか。
そうした一つひとつの判断と行動の積み重ねが、現在の経営状態をつくっています。
無借金という結果は、誠実な経営の「証」である場合もあれば、単に力関係を利用
した「副産物」に過ぎない場合もあります。
だからこそ重要なのは、数字ではなく、その背景です。
どんな意思決定を重ね、どんな関係性を築き、どんな責任の取り方をしてきたのか。
そこにこそ、経営者の価値観が表れ、企業の本質がにじみ出ます。
経営とは、結果を誇ることではなく、過程にどう向き合ってきたかを問われ続ける
営みなのだと、(株)アリスは考えています。