東大阪の試作製作なら【株式会社アリス】試作、試作品製作、試作品加工、切削加工、試作金型成形、精密部品加工

  • トップ
  • ニュース
  • 「広く学び、深く気づく」そんな考え方を理解してもらうのが人財育成の理想です。

「広く学び、深く気づく」そんな考え方を理解してもらうのが人財育成の理想です。

2024.07.20

技術に対して、
一つのことを深く極めたいのか?
いろいろなことに浅く幅広く携わっていきたいのか?

スペシャリスト思考なのか?
ゼネラリスト思考なのか?
聞かれることがあります。

今までの時代は、どちらかを選ぶのが当たり前でした。
でも私は欲張りなので両方を追い求めて来ました。

ようやく時代が追いついて来ました。
広く浅く知っていく事と、狭く深く知っていく事。
両方を追い求めていくのが許される時代になりました。
相反するふたつの要素のひとつを諦めるのではなく、また融合させて
平凡な使えない平均的にする必要もありません。

それぞれを、それぞれの方法で追いかけていけばいいことです。

二元論としてどちらかを選択するのではなく、それぞれを混ぜることなく
両立させて、それぞれを極めていけば良いのだと思います。

「二頭追うものは一頭も得ず」という
「同時に違った二つの事をしようとすれば、結局どちらも成功しない。」
ということわざを習います。

ビジネスセミナーとかでも、そう習います。

でも、よく考えて下さい。
同時に違った二つの事をしようとすればです。

だまし絵(トリックアート)であるように人は二つの事を認識出来ません。
心理学で習う事ですが、いろいろ試してみた結果、私は二つの事を同時
に考えたり、する事が出来ません。

同時に作業しても、どちからがメインになっていて、瞬時にメインを
脳が切り替えているんだと認識しています。

ですから「二頭追うものは一頭も得ず」ということわざの解釈が
習った事とは違って来ます。

二つの事を脳を切り替えることなく、中途半端に取り組めば、どちらも
成功しないという事です。

だから二つの事をそれぞれに取り組んでも成功するという事です。

さまざまな技術ジャンルや加工方法、知識体系を横断的に学びながら、
自分にとっての得意や向いていることに特化して深く学んで、仕事を
しがら、知識だけでなく経験する事で技術を自然に見つけていく。

大切なのは毎日の取り組みで、自分を見つめ直し、自分にあったテーマ
を設定して、自分オリジナルにカスタマイズしていく事です。

今の現場で取り組んでいる課題に合わせての「フルオーダー」にして
いかないと、習う汎用的な課題解決方法では成功しません。

毎日考えていれば自分には、
・どの技術にセンスがあるのか?
・何が苦手なのか?
・どんな場面で力を発揮するのか?
が分かって来ますし、周りの仲間にも聞けば正しい自分を教えてくれます。

判断に迷うのは構いません。

ですが、悩むときは周りの仲間に教えてもらった方が落ち込む時間も
短く、ダメージも少なくなります。

但し、嫉妬やマウントしてくる人には聞いても悪い評価をされるだけ。
否定的な態度や発言をする人を避けて、ちゃんと見てアドバイスしてくれる
人に聞くと「自分がどれだけできるようになったか」を教えてくれます。

まずは、ちゃんと自分の事を分析する事。
良い事も悪い事も認めて、良いところは伸ばし、悪いところは直して
いく事が大切です。

自分を正しく評価する。
その意識が持てると、成長への意欲が生まれます。
次の目標が明確になり、自らスキルアップへ向かう力になっていきます。

人の育成とは、教えることではなく、その人の能力を引き出すこと。
私たちARICEは、一人ひとりの可能性を見つけて、それを気づいて
もらって自分で育っていってもらう事を大切にしています。

                 一覧へ戻る
アリスの仕事に対する想いを見る オリジナルサンプル制作