飾らない広報という選択!!
(株)アリスでは、これまで営業担当を置かずに、ホームページを中心とした情報発信だけで新規のお客様との出会いをつくってきました。
営業電話や訪問営業はほとんど行っていません。それでも多くの企業様とご縁をいただき、開発試作や加工の仕事を任せていただいてきました。
その背景には、広報という役割があります。
私はこれまで、(株)アリスの広報を企業の中で担当してきました。
とはいえ、もともとはエンジニアです。技術営業の経験はありましたが、本質的には技術屋であり、マーケティングやコピーライティングの専門家ではありません。
それでも、どうすればお客様の心に届くのかを知りたくて、いろいろと学びました。
マーケティングの考え方、キャッチコピーの作り方、心に響くストーリーの組み立て方。多くの本や事例を読み、さまざまな方法を試してきました。
メッセージを何十案も出して、その中から選ぶ。
言葉の意味をつなげてストーリーにする。
この表現は本当に正しいのか、発注の背中を押す力があるのか。
そんなことを何度も考えながら、文章を書いてきました。
しかし、ある時気づきました。
どうしても“うまく書こう”とすると、どこか自分の言葉ではなくなってしまうのです。
私はやはりエンジニアです。
加工方法や材料特性、現場の工夫や技術の話なら自然に言葉が出てきます。しかし、言葉を飾り、演出することはどうしても得意ではありません。
だから最近は、少し方向を変えています。
無理に上手なマーケティングをしようとするのではなく、
思いつくまま、正直に、空気感ごと伝える。
それが一番、自分らしい広報の形ではないかと思うようになりました。
ホームページを読んでくださった方が、まるで会社に来社したかのように感じられる。
どんな考え方で仕事をしているのか、どんな技術屋が現場にいるのか、その雰囲気まで伝わる。
そんな広報を目指しています。
ものづくりの会社にとって、本当に大切なのは言葉のうまさではなく、
技術と誠実さです。
(株)アリスは、開発部門や研究機関のお客様と仕事をすることが多い会社です。そうした現場では、きれいな言葉よりも、技術の本質や考え方が伝わることの方が重要です。
だからこそ、飾らない言葉で伝えていく。
技術屋の目線で、現場のリアルをそのまま書く。
それが結果として、同じ価値観を持つお客様に届き、仕事につながっていくのではないかと考えています。
(株)アリスの広報は、派手なマーケティングではありません。
ですが、技術と誠実さをそのまま伝えることには、誰にも真似できない力があると信じています。