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技術は「1年で基礎、3年で使いこなす」(前編)

2025.04.24

ものづくりの世界では、「技術はどのくらいで身につくのか?」という問いがよくあります。
もちろん分野によって違いはありますが、一つの目安として(株)アリスが現場感覚として持っている時間軸があります。

それは、1年で基礎を身につけ、3年で技術を使いこなせるようになるという考え方です。

最初の1年間は、とにかく基礎と基本を身につける期間です。
図面の読み方、加工の流れ、材料の特性、工具の扱い方。

一つひとつの作業の意味を理解しながら、ものづくりの土台をつくっていきます。

この段階では、まだ自由に技術を使えるわけではありません。
先輩のやり方を見て、教えてもらい、同じことを繰り返して体に覚えさせる。

いわば「型」を学ぶ期間です。

そして1年を超えるころになると、少しずつ見えてくる景色が変わってきます。
同じ加工でも、条件を変えると結果がどう変わるのか。
なぜこの段取りなのか。

それまで点だった知識が、少しずつ線になってつながり始めます。

ただし、ここからが本当の意味でのスタートです。

基礎を理解しただけでは、技術を自在に扱えるとは言えません。
実際の現場では、図面も材料も条件も毎回違うからです。

そこで必要になるのが、量を重ねる経験です。

同じような作業を何度も繰り返す。
異なる条件で試してみる。
失敗を経験し、改善を重ねる。

そうした積み重ねによって、技術は少しずつ「自分のもの」になっていきます。

後編では、なぜ3年という時間が技術を使いこなすための大きな節目になるのか、
(株)アリスのものづくりの現場の視点からお伝えします。

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