MCナイロン901の特性を活かす ― 治具・機構部品への最適活用
2024.09.06
(株)アリスでは、MCナイロン901の切削加工を数多く手がけています。鮮やかな青色が特徴の材料ですが、重要なのはその外観ではなく、機械的強度と耐摩耗性、加工安定性のバランスにあります。金属代替として使用されるケースも多く、軽量化や防錆、コスト低減を目的とした設計で選定されることが多い素材です。
用途としては、受け治具、ガイド部品、ワッシャー、スライド部など、繰り返し荷重や摺動が発生する部位が中心です。特に治具用途では、適度な弾性と寸法安定性のバランスが重要になります。金属ほど硬すぎず、汎用樹脂ほど摩耗しやすくないという中間的な特性が、現場での扱いやすさにつながっています。
MCナイロンは吸水による寸法変化を考慮する必要がある材料でもあります。そのため(株)アリスでは、使用環境や精度要求に応じて公差設定や形状設計を調整します。単純に図面通りに加工するのではなく、実際の使用条件を踏まえた寸法解釈を行うことが重要だと考えています。
また、耐候グレードや導電グレードなど用途別のバリエーションもあり、設備環境や静電対策の要否によって材料選定が変わります。開発試作段階での材料比較や、既存金属部品からの置き換え検討にも対応可能です。
単品の評価用試作から、小ロット・量産試作まで柔軟に対応しています。MCナイロン901を単なる「加工しやすい材料」として扱うのではなく、機構設計の一要素として最適化すること。それが(株)アリスの開発ものづくりです。
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