ポリメチルペンテン(PMP)小ロット多品種量産部品の切削加工
(株)アリスでは、**PMP(ポリメチルペンテン)**素材を用いた小ロット・多品種の量産部品の切削加工に対応しています。PMPは軽量ながら高い耐熱性・耐薬品性を持ち、透明性が極めて高い樹脂です。結晶性でありながら透明性が高く、可視光線の透過率が90%程度といわれる特性を持つため、視認性が重視される部品用途にも活用されています。PMPは電気絶縁性にも優れ、化学装置や医療機器、分析装置、光学部品、食品関連機器など多岐にわたる用途があります。
PMPは特性が優れている一方で、切削加工では素材の低比重・高透明性・熱影響に敏感な点が課題です。熱の影響を受けやすいため、加工中に発生する熱で歪みや寸法ズレが発生しやすく、精密な切削条件設計が不可欠です。さらに、刃物との摩擦や切削抵抗により熱が蓄積しやすく、素材特性を損なわない形で切削するには、適切な工具選定と送り速度、切削順序の構築が重要となります。
(株)アリスでは、こうしたPMPの性質を理解したエンジニアリング設計に基づき、切削条件や工具選定、治具固定方法を理論的に最適化。熱変形や応力による寸法ズレ・表面粗さを極力抑え、小ロット多品種でも量産部品として求められる寸法精度と品質を確保しています。また、透明性を損なわないように切削面の管理や仕上げ工程の制御も丁寧に行います。
加工後の部品は、組立や評価環境でもそのまま使用できるレベルに仕上げられるため、工程評価や組立確認にも耐えうる精度を担保。単品試作や標準ロットの加工とは異なり、小ロット多品種の量産部品加工として安定した品質を提供できるのが(株)アリスの強みです。
PMPは高性能材料として高価であることもありますが、素材の特性を最大限に活かしながら量産部品として機能させるために、エンジニアリング視点での加工設計と精密制御が不可欠です。そうしたものづくりの考え方が、(株)アリスのPMP切削加工技術として反映されています。