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(株)アリスで生産高の30%を占めるアルミ切削加工 ― 現場で磨かれてきた判断力

2024.05.22

(株)アリスの生産高の中で、アルミ切削加工は全体の約30%を占めています。これは特定分野に偏った結果ではなく、試作・治具・評価用部品といった開発ものづくりの現場で、アルミが「最も現実的な材料」として選ばれ続けてきた結果です。

アルミは加工しやすい素材というイメージを持たれがちですが、実際の機械加工現場では決して単純な材料ではありません。材質によって切削抵抗や刃物寿命、面粗さ、寸法の安定性は大きく異なります。(株)アリスでは、A5052・A2027・A1050・A6061・A1010などのアルミ材を用途に応じて使い分け、部品加工や治具、試作モデルを製作しています。

例えば、加工後の曲げや溶接を想定する場合はA5052、強度や耐摩耗性が必要な部品にはA2027、軽量性や導電性を重視する用途ではA1050やA1010を選定します。重要なのは、「削れるから使う」のではなく、「評価や使用目的に合う材料かどうか」を基準に判断することです。この判断は、図面だけでは完結せず、実際の使用環境や評価工程を想定した上で初めて意味を持ちます。

また、アルミは加工条件次第でバリの発生や変形、加工熱による寸法変動が起こりやすい材料です。(株)アリスでは、加工順序、固定方法、切削条件を含めたプロセス全体を設計し、再現性のある加工を重視しています。試作であっても「とりあえず形になれば良い」という考え方はせず、評価に使える部品として成立しているかどうかを常に意識しています。

さらに、ブラスト処理やアルマイト処理、焼付塗装などの表面処理にも対応しており、加工後の使用条件や評価内容に応じた仕上げまで含めて検討が可能です。加工単体ではなく、「どの状態で使われる部品なのか」を前提に工程を組み立てる点も、開発ものづくりの現場で求められる要素だと考えています。

図面や2D・3Dデータからの加工はもちろん、手書き図面からの対応、現物からのリバースエンジニアリングによる製作にも対応しています。設計情報が十分に揃っていない段階でも、現状を把握し、形にするための手段を検討することが(株)アリスの役割です。

アルミ切削加工が生産高の30%を占めているという事実は、案件数の多さを示す数字ではありません。開発現場で求められる判断を積み重ねてきた結果であり、材料・形状・工程を含めて考える姿勢そのものだと私たちは捉えています。

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