(株)アリスの考える魅力的なリーダーシップとは!?
テレビ番組で
高嶋ちさ子さんと浅田真央さんのリーダーシップの違いが紹介されていました。
非常に示唆に富んだ内容で、ものづくりの現場とも重なる部分が多く、
考えさせられました。
高嶋さんのスタイルは、いわばワンマン型のカリスマ指導。
定員11人のところに14人を集め、常に競争状態をつくる。
一流の人材をスカウトし、「いつでも入れ替える」という強烈なプレッシャーで
モチベーションを維持させるやり方です。
まさにプロフェッショナルの世界。
結果がすべてで、緊張感の中から最高のパフォーマンスを引き出す手法です。
一方、浅田真央さんのスタイルは対照的です。
最初に選んだメンバーを途中で入れ替えることなく、時間をかけてチーム
ワークや仲間意識を育てていく。
信頼関係を積み重ねながら、チームとして完成度を高めていくマネジメントです。
この対比を見て、高嶋さんは項羽、浅田さんは劉邦のようだと感じました。
歴史を振り返ると、圧倒的なカリスマを持つ項羽は孤立し、多くの仲間と共闘した
劉邦が最終的に勝利しました。
では、劉邦型である浅田さんのマネジメントの方が、常に優れているのでしょうか。
私自身の考えは、少し違います。
最初はワンマンで引っ張り、徐々に共感を生み、
自発的に動く組織へと変化させていくことが理想ではないかと思うのです。
高嶋さんはティーチング主体、浅田さんはコーチング主体。そう捉えることも
できるでしょう。
アプローチはまったく異なりますが、二人の目指すゴールは同じです。
観に来てくれるお客様に、「今できる最高のパフォーマンス」を届けたい。
コンサートも、アイスショーも、そして開発ものづくりも同じ。
手段は違えど、目的は一つ。
リーダーシップに唯一の正解はありません。
状況やフェーズに応じて形を変えながら、人と組織を成長させていくこと。
その奥深さを改めて感じさせてくれる、とても興味深い内容でした。