「無借金経営」という言葉に惑わされない!!お手本にすべき経営者の考え方【前編】
2025.01.11
無借金経営を掲げる会社の経営者は、一見すると立派に見えることがあります。
「お客様を大切にし、仕入先ともウィンウィンの関係を築き、CS(顧客満足度)
だけでなく、ES(従業員満足度)も高い。
だからこそ無借金経営が実現している」
そんな説明を耳にすることも少なくありません。
早朝から掃除をし、休日もなく働き、お客様からの評価も高く、発注も順調。
経営者として理想的な姿に聞こえます。
しかし、現実はどうでしょうか。
実際に現場を見てみると、下請けを徹底的に値切り、仕事量は不安定。
従業員の問題には目を向けず、早朝も休日も、現場には誰もいない。
そんな「無借金経営」を掲げる会社も、残念ながら存在します。
他にも、全員を名ばかり営業扱いにして残業代を出さない、
設計と購買で二重に値引きを迫る仕組みが当たり前になっている、
支払いは手形が基本。
こうしたやり方でキャッシュを社内に留め、結果として「無借金」を
維持しているケースもあります。
自社の利益とメリットを最優先し、厳しい局面では取引先や従業員に
しわ寄せをする。
そうした経営でも、数字上は無借金を達成できるのが現実です。
そして皮肉なことに、そういった会社の方が表面的には見栄えよく、
成長企業として評価されることすらあります。