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透明試作の極意!!ポリカーボネート(PC)の可視光線透過率を追求する(株)アリスの技術

2022.03.07

(株)アリスは、透明のプラスチック樹脂を切削して製作する試作
サンプルや部品、レンズやセンサーの導波路、展示模型や研究開発設備、
生産ラインの可視化部品などのお仕事に実績が豊富です。

そんな(株)アリスでは、透明の原理原則を追求し続けています。

透明とは、単に「光が通ること」ではなく、その先にあるものが濁りなく
鮮明に見える状態を指します。

つまり、曇りや濁りがなく、光の透過率が高いほど、私たちが目にする
透明感は増します。

この透明度を定量化したものが、可視光線透過率です。

可視光線透過率が高いほど、よりクリアで美しい透明といえます。

(株)アリスが得意とするポリカーボネート(PC)では、理想的な
透過率が 約90% です。

実際は、板材の厚みやメーカー、グレードによって透過率は変動します。

例えば、一般的なPC板材では

  • t10mm=80%
  • t5mm=86%
  • t2mm=88%

と、厚みが薄くなるほど透過率は上がる傾向があります。

また、グレードや製造ロットによる差も存在します。

(株)アリスでは、CNCマシニングセンタによる切削加工で透明試作
モデルや可視化部品などを製作しています。

納品したポリカーボネート(PC)製レンズでは、お客さまから、切削加工品
でも透過率が89~90%と理想的だったと評価をいただきました。

(株)アリスでも計測器を借りて計測した結果、ほぼ同様の高い透過率を
確認しています。

形状にもよりますが、切削加工UP時の寸法と透明化処理後の誤差は片側
1/100です。

片側公差が、2~3/100であればクリア出来ます。


手仕上げなので、わずかな表面粗さのバラつきはあるのでしょうが、
素材本来の透明性を損なわず、透明化処理の寸法公差のズレもわずかで、
データ通りの形状で切削加工できることが、(株)アリスの透明樹脂加工
技術であり、強みです。

単なる透明な見た目ではなく、光学性能や機能試験に直結する重要な
図面データに可能な限り忠実な形状の透明部品の製作が重要です。

(株)アリスは、加工の理論と実践を両立させ、理想の精密な透明度を
追求し続けます。

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