故きを温めて、新しきを知るということ
2025.10.27
温故知新。
孔子の言葉として広く知られていますが、その意味を考えるほどに、恐ろしいほどの
深さを感じます。
故きを温めて新しきを知る。
ただ古いものを懐かしむのではなく、古典や先人の知恵を学び直し、そこから新しい
価値を見出すという姿勢そのものを示した言葉です。
仕事にも、ものづくりにも原理原則があります。
それらの多くは、先人たちが試行錯誤を重ね、失敗を積み上げながら考え抜いてきた
結果です。
匠の技と呼ばれる職人の技術一つをとっても、長い時間をかけて継承されてきた先人の
知恵や創意工夫が、今も確かに息づいています。
(株)アリスの研究開発現場から生産現場に貢献するためのものづくりも、その延長
線上にあります。
最新の設備やデジタル技術を使いながらも、拠り所にしているのは、ヒューマンスキル
と呼ばれる先人たちが築いてきた技術の本質です。
ただ真似るのではなく、なぜそうしてきたのかを考え、そこに「あたらしい」を
見つけていく。
その積み重ねが、本当に役立つものづくりの技術力だと考えています。
(株)アリスでは「継承」をとても大切にしています。
職人たちが培ってきた匠の技を、エンジニアとして理論的に捉え、数値化し、言語化する。
そして次の世代へと確実につないでいく。
温故知新とは、過去に敬意を払いながら、未来を切り拓くための覚悟なのだと、
私は考えています。