問題が起きたときに、どう考え、どう動くのか
2025.10.12
タップ加工の漏れが起こった時の事です。
納品後に、お客様からご連絡をいただきました。
3Dデータをもとに加工を進めてしまい、2D図面に記載されていたタップ加工の
指示を見落としていたことが原因でした。
さらに、その不具合を検査工程でも見落としてしまったことが問題でした。
まずやるべきことは「即対応」
問題が判明した時点で、すぐにお客様へメールと電話で謝罪を行いました。
その後、担当者へNG内容を正確に伝達。
担当者は、すぐに他のスタッフと協議し、新たに製作し直す判断を行いました。
結果として、翌日出荷が可能な体制を整えることができました。
日頃から納期は余裕を持って対応していたため、今回もお客様の本来の希望納期
には間に合ったので、ご迷惑をおかけすることはありませんでした。
問題の本質は、その後にある
その後、関わったスタッフ全員が、一人ひとり私のもとへ謝罪に来ました。
- 自分が確認すべきだった
- 加工漏れに気づけたはずだ
- 検査で止められたはずだ
誰一人として、他人や工程のせいにする人はいませんでした。
それぞれが「自分事」として捉え、真剣に反省している姿がありました。
問題発生時こそ、人と組織の本質が表れる
開発現場でのものづくりでは、どれだけ注意していても問題が起きることが
あります。
大切なのは、
- 問題が起きたときに逃げないこと
- すぐに行動すること
- 責任を他人に押し付けないこと
- 次に活かす姿勢を持つこと
謝罪に来たスタッフたちは、この経験を糧に、さらに伸びていってます。
失敗をどう受け止め、
どう行動に変えるか。
そこに、(株)アリスが大切にしている、人としてのものづくりがあります。
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