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人の力が発揮されない理由は、技術の前に「思考のブレーキ」がある。

2025.09.29

どれだけ設備が整っていても、どれだけ作業手順が用意されていても、
人が本来の力を発揮できない現場があります。

その原因は、能力不足ではなく、人の中に知らず知らずのうちに根付いて
しまった思考のブレーキにあるのではないかと考えています。

過度なストレスによって判断が鈍ること。
失敗を恐れ、ネガティブな想像に引きずられること。
意味のない習慣を疑わず、考えることをやめてしまうこと。
「自分には無理だ」という思い込みで可能性を狭めてしまうこと。
注意されることへの恐怖から、挑戦を避けてしまうこと。
感情が安定せず、仕事の質にムラが出てしまうこと。

(株)アリスでは、こうした状態を「本人の性格」や「やる気の問題」
とは捉えません。

それは、誰の脳にも自然に備わっている反応であり、環境と関わり方
次第で必ず変えられるものだと考えています。

だから(株)アリスの人材育成は、まずはその人が出来そうな仕事を
見抜くことからスタートします。

その人が得意だと思われるところを活かせる技術から覚えていって
もらう。

それで自分でも出来そうだと思ってもらう。

そんな安心感をもって仕事に取り組める状態をつくること。

失敗しても、論理的に理由を整理してもらい、次に活かせるようにすること。

失敗は慣れていない新しい領域の仕事をしているので当然起こります。

慣れて来ての手抜きによる失敗は怒りますが、挑戦しての失敗は当たり前です。

そういった失敗が起こった時にパニックを起こしたり、怒られるという今までの
経験から来る怖がる気持ちを無くしてもらうことからスタートしています。

今までの経験から来る反応であり、考え方のクセや習慣なので、すぐには変える
ことは出来ない場合も多いですが、失敗した時に起こったミスを冷静に分析して。
原因や改善点、繰り返さないための歯止めとなる方法を決めることで失敗に対する
恐怖心を消していってもらいます。

失敗はスキルアップやノウハウの確立には重要な出来事です。

落ち着いて、平常心で、まずは失敗をリカバーするための手を考えて迅速に動く。

失敗を解決するための手段を見出し動くことで目途が立つとまずは安心できます。

次にどう失敗したのかをデータ集めして、しっかりと把握します。

そうすると、なぜ失敗したのか?が分かってきます。

その改善策を決めて、同じような失敗しないように対策案を決めて実行する。

そうした積み重ねによって、人は失敗という呪縛によって起こる余計な力みや恐れから
解放され、本来持っている集中力・判断力・観察力を発揮することが出来るように
なります。

技術とは、手先の器用さではありません。

想定外や失敗が発生した時こそ安定した心で、冷静に状況を把握して、自分で考えて
次の一手を判断して実行出来る力です。

(株)アリスは、人の可能性を縛ることはしたくありません。

不要なブレーキを外し、本来の力が自然に出る現場をつくる会社でありたい。

ものづくりは、人づくり。

その前提に、私たち(株)アリスは本気で向き合っています。

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