開発エンジニアの「本質」とは何か?(後編)
(株)アリスが大切にしている開発エンジニアの本質。
それは、知識や経験の量ではなく、人としての姿勢です。

開発の現場では、図面や仕様だけでは判断できないことが数多くあります。
予期しない課題が発生し、想定外の仕様変更が起きる。
そんな時に求められるのは、膨大な知識よりも、その状況にどう向き合い、
どう考え、どう動くかという、心の在り方です。
知識や技術は、必要に応じて調べればすぐに得られる時代です。
しかし、柔軟に変化を受け入れる素直さや、問題の本質を見極める洞察力、
関係者の意図や背景を汲み取れる共感力、そして最後までやり抜く責任感
と情熱は、知識があっても知っているだけでは、現実には対応できません。

(株)アリスが求めるのは、こうした姿勢を大切にし、日々の仕事を
通じて成長し続けられるエンジニアです。
私たちは、製品だけをつくっているのではありません。
お客様の「実現したい未来」や「越えたい課題」を形にする仕事をしています。
だからこそ、一人ひとりの姿勢が仕事の質を左右し、最終的な成果物の
価値にも直結します。

(株)アリスの技術は、ある程度ノウハウ化しているので、通常業務を
こなす程度であれば、すぐに身に付きます。
それに、センスがないと出来ないとか、熟練した職人しか出来ないような
特殊な技術もありません。
だから、毎日仕事をしていると誰でも出来るようになります。
未経験でも出来るようになるための教え方の工夫はずっとして来ています。
それに、ひとつひとつの作業をシンプルで簡単にしています。
私たち(株)アリスはエンジニア思考なのです。
センスや勘を使うのは、作業が出来るようになってからです。
作業は基本的なところだけ出来れば、後は応用していくだけ。
勤務時間内だけ一生懸命に実務をこなしていれば、センスや
勘も発揮出来るように自然となります。

ただ、心の技術は本人以外にどうしようもありません。
助けてあげたくても、どうしようもない領域です。
ですが、そう難しい事ではありません。
日々目標を決めて取り組んでいくだけです。
些細なことをより良くしていく毎日がスキルアップや技術力が発揮
できる人になっていくのです。

(株)アリスでは、誰にでも出来るようになっていく技術ではなく、
心の技術を大切にしています。
そんな仲間ととも、より良い仕事で、より良いものづくりを追求していきます。