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ポリカーボネート(PC)透明試作/高透明化処理で検証精度を高める

2022.07.26

私はもともと、生産現場で必要とされる空調設備やクリーンルーム、
生産設備、FA省力化機器、環境設備などを扱うエンジニアリング商社にて、
技術営業として長く現場に携わってきました。

設計から始まる特注装置を「売る」立場でしたが、実際に困っている現場からの
お困りごとにも対応して来ました。

それが私のキャリアの原点とも言える仕事です。

そこで知ったのは、机上の仕様だけでは解決しない課題が数多く存在すること。

いろいろな生産工場で身をもって経験してきました。

(株)アリスは、そうした現場視点を大切にしながら、家電・アミューズメント機器
・車載機器・複写機・電子機器といった分野の開発試作からスタートしました。

現在では、さまざまな量産工場の治具や部品、アッセンブリーユニットなども製作する
事が増えました。

未知の世界にもずっとチャレンジして来た結果、対応できるキャパシティも年々拡大しています。

その中でも、ポリカーボネート(PC)透明試作は、(株)アリスの定番技術のひとつです。

ポリカーボネート(PC)は耐衝撃性に優れ、実機に近い条件での検証が可能な素材ですが、
切削加工後は白濁が発生し、透明度を確保するには高度な仕上技術が求められます。

(株)アリスでは、切削条件、工具選定、仕上工程、そして独自の高透明化処理を
組み合わせることで、内部構造や動きなどを確認できるレベルの透明度を実現しています。

特にライティングパーツやギミックの動作確認を目的とした機能試作、外観や光の見え方を
確認する意匠検証モデルなどで実績豊富です。

可視化部品は、「視えることで検証できる」ことに価値があります。そ

の要求に応え続ける中で、(株)アリスの透明試作技術は磨かれてきました。

工学系のレンズや導波路、レンズカバー、大学や研究施設でのシビアな実験装置を多数手がけて
来ましたが、製作したい形状を切削加工で実現して、その形状を磨きや透明化処理で変えない
事を目指して来ました。

形状やサイズにもよりますが、今では1~2/100で抑えられる事が出来るようになっています。

ポリカーボネート(PC)に限らず、アクリル(PMMA)や塩ビ(PVC)、ポリメチルペンテン
(PMP)などもを含めた透明素材の切削加工部品や試作サンプルは、今後もアリスが注力して
いく技術分野です。

開発現場で本当に役立つ透明試作とは何かを考え続けながら、(株)アリスはこれからも
検証精度の高いものづくりを提供していきます。

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