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モーター開発で使用される高耐熱樹脂

2022.05.21

PPS(GF40)切削加工への取り組み

(株)アリスでは、開発試作を中心としたものづくりの現場において、
新素材・高機能樹脂の切削加工に対応できる体制づくりを継続的に行っています。

樹脂材料の主要仕入先からは、常に新しい素材サンプルが提供されており、
それらを用いて切削条件や工具選定、加工方法の検証を重ねることで、
開発初期段階から安定した加工対応ができるよう研究を続けています。

近年、特にご相談が増えている材料の一つが、PPS(GF40)
ポリフェニレンスルファイド・ガラス繊維40%強化です。

PPSは、樹脂材料の中でも剛性が高く、耐熱性に優れたエンジニアリング
プラスチックとして、モーター開発分野をはじめとする電装部品用途で
多く採用されています。

GF40とは、ガラスフィラー(ガラス繊維)を40%含有した材料で、
非常に高い剛性と寸法安定性を持つ一方、切削加工においては工具摩耗が
大きく、加工条件の最適化が不可欠な素材です。

(株)アリスでは、こうした材料特性を踏まえ、刃物形状や切削条件を
検証しながら、安定した加工品質の確保に取り組んでいます。

PPS(GF40)は、常用耐熱温度が約220~240℃と高く、耐寒性は約-20℃
まで対応可能。

さらに優れた耐薬品性を持ち、有機溶剤にも侵されにくい特性があります。

電気絶縁性にも優れており、電磁コア周辺部品や絶縁部材としても適した
材料です。

主な用途としては、モーター関連部品、電装部品、電気・電子部品、
機械部品などがあり、近年では電気自動車(EV)やハイブリッド車向け部品
にも多く使用されています。

(株)アリスでは、PPS(GF40)をはじめとする高機能樹脂を用いた
モーター開発向け試作部品や評価用部品の切削加工に対応しています。

開発段階で求められる精度や再現性を意識し、試作から次工程につながる
ものづくりを支えています。

高耐熱樹脂を用いたモーター開発試作についても、ぜひ(株)アリスに
ご相談ください。

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