論理+非論理。この組み合わせこそが、アリスが築くオンリーワンの技術哲学です。
(株)アリスのものづくりは、単なる加工技術ではありません。
私たちが大切にしているのは、
「理論だけでは届かない領域」へ踏み込み、
開発現場の課題を実際に解決するための、本質的なアプローチです。

ものづくりには確かな論理があります。
図面、データ、加工条件、計測値。
これらは品質を支える重要な要素です。
精度を出すためには論理の積み重ねが欠かせず、
工学的な正しさがなければ、どれほど経験を積んでも安定した
高品質はキープ出来ません。

しかし、私たちは知っています。
論理だけでは到達できない、もうひとつの世界があることを。

材料のわずかな癖。
切削音の変化。
工具負荷の揺らぎ。
加工中や仕上げで感じる違和感。
数値化できない“現場のリアル”をつかむ力。
この非論理の領域に踏み込み、職人の感性と経験が加わった瞬間、
(株)アリスらしいものづくりが実現出来ます。

論理で組み立て、非論理で仕上げる。
この二つを同時に使いこなすことで、
加工の難易度が高い透明樹脂や、
クセの強いエンジニアリングプラスチック、
試作の段階で何度も形が変わる不確定な案件にも、
柔軟かつ精密に対応することが可能になります。

開発の現場で求められているのは、確実な再現性と応用力の両立です。
コンピューターの力に人間力をプラスする事で機械だけでは出来ない
仕事がこなせます。
人間の感覚や感性、勘や情熱が品質を向上させます。
その考え方にこそ、(株)アリスの哲学が生きています。

データだけを信じない。
感覚だけにも頼らない。
論理と非論理、そのどちらも排除せず、バランスよく両立させる。
この絶妙なバランスの中に、(株)アリスの独自性や価値があります。

私たちは、未来の製品をカタチにする開発現場や生産現場のプロ
フェッショナルとして、お客様の理想を実現するために、
今日も論理と非論理を磨きながら、最適解を探求し続けます。