論理と非論理の狭間で生まれる、(株)アリスの開発力。
2025.06.26
(株)アリスの哲学:非論理さを恐れないものづくり
ものづくりの技術は、一見すると徹底した論理の世界です。
物理・化学・数学の延長線上にあり、CAD/CAMによるデジタル設計、
CNCによる切削加工は、すべて「0と1」で成立する理詰めの作業。
工程を細かく分解し、誤差を排除し、正確に積み重ねていく。
そこには揺らぎも曖昧さも許されない、明快なロジックが存在します。

しかし──もし論理だけで良いのであれば、
ものづくりはすでにすべて自動化されているはずです。
人が介在する余地も、職人が技術を磨く理由もありません。

(株)アリスは、
そこにこそ、開発ものづくりの本質があると考えています。
論理の外側にある、割り切れない「人の感覚」。
数字では説明できない微妙な違和感や、経験から導き出される最適解。
図面には載らない勘どころや、材料が発する微細な気配。
これら非論理的とも言える感覚的な判断こそ、
コンピューターには決して模倣できない「人の技」です。

アリスは、論理を徹底しながら、あえて非論理的な方法も大切にする。
計算と感覚、規則と曖昧、機械と人間。
その境界線を行き来することで、
“自動化では決して到達できない領域”のものづくりが実現します。

合理に偏らない。感覚に溺れない。
どちらの要素も取り入れるからこそ、独自の発想と個性が生まれる。
(株)アリスはそのバランスを追求し、
開発ものづくりの世界に新しい価値を提供し続けます。
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