「自分だけの一台へ」――スタッフの技術で実現する、バイクカスタムの醍醐味
2025.06.15

「こんな機能があれば、もっと快適に、もっとカッコよくなる!!」
そのアイデアを、実際のモノとしてカタチにできるのが、私たちの強みです。

今回取り組んだのは、私が乗っているNinja400へのフォグランプ取り付け。
市販の汎用ステーでは満足できず、社内でゼロからオリジナルパーツを
設計・製作することにしました。

ベースにしたのは、前輪カバーにある純正のボルト穴。
出来る限り純正の素晴らしい構造を活かしながら、剛性や振動特性、
安全性に配慮した設計が求められます。

素材はアルミニウムA5052です。
デザイン設計担当のスタッフが、干渉チェックや取付角度を検討した
うえで、3Dデータを作成。
OKの承認後に、2Dデータおよび図面に変換しました。

明日からはアルミブロックをCNCマシニングセンタで切削加工して、
オリジナルのステーを製作していきます。

表面処理では耐腐食性や装飾性を高める着色アルマイト処理を施します。
今回はNinjaのボディカラーに近いライムグリーンに仕上げる予定です。

日常の中で閃くアイデア、「もっとこうしたい!」を、プロの現場で
具現化していく。
遊び心を活かした技術の学びであり実践です。

当社では、こうした開発的な加工にも積極的に取り組める環境があり、
開発現場で必要となる試作サンプルや一点モノ、量産品や専用治具など、
開発現場からのモノづくりに特化した仕事を得意としています。

現物からのリバースエンジニアリングや3D/2D/図面設計、機械加工、
表面処理、組立検査、動作検証まで、社内で一貫して対応できる体制も
魅力のひとつ。
完成したパーツをバイクに取り付けて走る日が、今から楽しみです。
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