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求人情報メディアや人材紹介サービスなどの運営会社に思うこと。

2024.05.01

求人情報メディアや人材紹介サービスのコマーシャルは、
転職の成功だけに焦点を当てています。

最近では、転職後に休みが増えたり、給与が上がったりすることで、
旅行や趣味を楽しめるという内容に変わっています。
しかし、これらのコマーシャルは単に転職を煽っているだけでは
ないでしょうか?

少子化や災害、医療の問題で多くの人が亡くなっても、大手の
求人情報メディアや人材紹介サービスの運営会社は倒産しません。
これらの業界には、大手だけでなく、数多くの中小企業も存在しており、
縮小しているマーケットを無理やり拡大させようとしています。

周りを見てください。
多くの人は同じ会社で長期間働いています。
数回の転職を経験しても、長期的に同じ会社で働いている人たちが
圧倒的に多いのです。
転職市場が活発である理由は、同じ人たちが転職を繰り返している
からではないでしょうか?

海外では雇用契約の意識が高く、転職が一般的とされていますが、
それは一部の人たちに限った話です。
多くの社員は長期間同じ会社で働き、会社のために尽力しています。

では、なぜ有名な芸能人を起用したコマーシャルを頻繁に放送
できるのでしょうか?
それは、求人情報メディアや人材紹介サービスの運営会社が異常に
儲かっているからです。
これらの会社には、入社後の責任は全くありません。
すぐに退社しても、その責任は企業にあり、再度求人を依頼
させるだけです。

それに思っている以上にコストが掛かっていないんだと思います。
ただの広告だけで数十万や数百万をもらっていれば、そりゃ儲かります。
その会社ごとに作る原稿ではなく、パターンが決まった原稿を使う
ので、どこも似たようなコマーシャルになります。

大手企業だけは本気で広告を制作して優秀な人財を確保するので、
それ以外の中小零細企業は手抜きです。

求人情報メディアや人材紹介サービスは、ミスマッチしていても入社
させれば良いとする広告やシステムに問題があると考えています。
ですが、その問題はなぜか追求されません。
むしろ、すぐに辞める人がいることでビジネスメリットが生まれます。
何度も転職を繰り返す人たちが求職します。
でもすぐに辞めるので広告を依頼する企業が何度も大金を払うので
大々的なコマーシャルが可能で、人件費も抑えられるんだと思います。

転職をさせるべき動く、このような業界が幅を利かせているため、
ミスマッチが発生するのは当然です。

だから経験の有無を重視せずに、やりたい仕事ややってみたい仕事
を選ぶ。
その仕事が続けられそうな会社を選ぶ。
それが同じ会社に長く勤めるコツではないかと思います。

正社員やパート社員であれば、同じ会社に長く勤めて居場所を確保
するのが安定した生活を営めるし、心や体も楽だと思います。

スキルが上がっていきますし、それに伴って評価も高くなる。

勤続年数を増えれば会社や同僚たちからの信頼も厚くなるでしょうし、
阿吽の呼吸で仕事が出来るようにもなっていく。

慣れた職場や馴染の仲間たちと共に進化をしていく事が生きがいや
働きがいになっていくんだと思います。

かつては年功序列や終身雇用が日本の代名詞でした。
その悪い部分をクローズアップされて日本式経営方法を破壊されました。

会社を発展させていく人たちは愛社精神を持ち、社会貢献度の高さを
誇りとする人たちです。

派遣社員は当然会社に居場所はありません。
今はおかしな事になっていますが、本来は必要な時に必要な人数を
確保するための雇用形態です。
それぞれが契約をいつでも終結出来るのが、それぞれのメリット。
派遣会社は売れる人たちだけに限定していくし、年齢を重ねると
派遣先も少なく厳しい仕事になっていきます。

派遣社員さんを複数名雇用した事がありますが、35歳を過ぎると
仕事が減っていって、40歳を過ぎると派遣先がなかなか見つからない
と言っておられました。

ビジネスではないハローワークさんだけでなぜ行う事業としないのか
不思議です。

営利目的の企業では当然長く勤める事が出来る会社を選ばせる
アドバイスやサポートをするはずもなく、その責任も負いません。

結局は自分の仕事や勤め先は自分で探して入社する。
ビジネスに巻き込まれずに、ひとつの情報源として上手に利用する。
それが、求人情報メディアや人材紹介サービスの運営会社
を使い方ではないかと思います。

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