誤魔化しのきかない透明試作モデルを極めることで技術は進化する
2022.05.06
(株)アリスのものづくりは、ひとつとして同じ形状がない開発試作
モデルをいきなり本番として作る事が多々ございます。
そんな、難しい形状や材質であっても、いきなり製作する事から始まる
開発現場は、知識や技術レベル、さまざまな経験が必要です。
なかでも透明試作モデルは、最も難易度の高い領域。
加工精度・仕上品質・段取り・発想力のすべてが試される、まさに職人
技とエンジニアリングのバランス領域です。
透明品は誤魔化しが効きません。
少しの傷、曇り、応力、段差、面粗さの違い、すべてが視えてしまう。
だからこそ、透明切削部品と真剣に向き合うことで、私たちの技術は
飛躍的に成長します。
(株)アリスでは、透明品がもっとも光り輝く加工方法を常に探究し、
よりスピーディーに・より高精度に・より美しく仕上げるため、
日々の訓練と改善を積み重ねています。
透明仕上げ専用の治具や道具、設備も社内で揃え、独自のノウハウで
出来る限り磨きレスの透明化処理で、出来る限りデータに近い形状で
光学レベルの仕上がりを実現しています。
また、透明品は工程数が多く、段取りと気配りが仕上がりを左右します。
分割構造が必要な場合も、
・どこで割れば美しいのか
・どう貼り合わせれば継ぎ目を感じさせないか
といった高度な判断力と技術が求められます。
透明だからこそ、アラがすぐにわかる。
だからこそ、
「加工技術の問題」
「仕上方法の改善点」
「新たな工夫のヒント」
を見つけ出す最高の教材となります。
透明試作モデルは、技術を研ぎ澄まし、ものづくりの本質を深めるための
究極のフィールドです。
(株)アリスは、透明加工を極め続けることで、日々技術力を進化させています。
新着記事
人気記事
カテゴリー
アーカイブ
タグ
執筆者一覧