加工技術の限界に挑む ― 開発ものづくりアリスのオリジナル技術サンプル
2023.12.20
(株)アリスでは、加工技術の限界を見極め、常に一段上の精度と再現性を追求するために、独自の加工技術サンプルを製作しています。ポリカーボネート、アクリル、ABS、POM、PPS、MCナイロン、アルミなど、特性の異なる多様な材料を対象に、切削加工の可能性を検証しています。
掲載しているサンプルは、外径φ1.1mm/内径φ1.0mm/肉厚0.05mmという極薄肉のパイプ形状を、板材から切削加工によって立ち上げたものです。長さは25mm、片側固定の条件下で加工しており、工具負荷、振動、材料特性の影響を強く受けるため、非常に高度な加工ノウハウが求められます。
素材ごとの挙動も明確に現れています。
ABSおよびPOMは直立状態を保持しましたが、ポリカーボネートは自重により湾曲。アクリルは2本が破断し、残る1本のみが直立する結果となりました。材料特性の違いが、極限条件下では如実に表れます。
さらに、同サンプルには高さ25mm・肉厚0.05mmの立ち壁形状も切削加工で再現しています。この肉厚は射出成形では成立しない領域であり、実製品として削る機会はほとんどありません。しかし、だからこそ加工限界を知り、工具選定・条件設定・段取り力を鍛えるための重要な検証となります。
これらは量産や通常業務のためのサンプルではなく、技術を磨き続けるための鍛錬として製作しているものです。(株)アリスは、日常業務の延長ではなく、限界に挑み続ける姿勢そのものが加工技術を高めると考えています。
(株)アリスは、これからも技術の上限を見据え、常に高みを目指したものづくりを続けていきます。
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