ChatGPTソラ先生と学ぶ!初心者のためのAI入門講座【第95回】ChatGPTで事業計画の問題点を検証する方法|数字の矛盾・見落としたリスク・実行上の課題を発見して計画の完成度を高めよう
こんにちは!ソラ先生です。
皆さんは、一生懸命に考えて作った計画について、後から思いがけない問題が見つかった経験はありませんか?
売上の計画はできたけれど、必要な人員が足りなかった。
サービスの内容は決まったけれど、お客様が本当に利用するかどうか確認できていなかった。
利益が出る計算だったのに、実際には想定していなかった費用が発生した。
事業を始める準備は進んでいたけれど、必要な設備の導入が間に合わなかった。
こうしたことは、新しい事業を考えるときに起こり得ます。
事業計画を作成していると、どうしても実現したいことや、期待できる成果に意識が向きやすくなります。
しかし、事業として実行するためには、都合のよい条件だけでなく、実現を難しくする問題についても考える必要があります。
前回の第94回では、ChatGPTを使って事業計画の原案を作る方法を学びました。
今回は、その計画を別の角度から見直します。
ChatGPTを使って事業計画の弱い部分や数字の矛盾、見落としているリスクを探し、実現可能性を高めるための検証方法を学んでいきましょう。
1.事業計画は作っただけでは完成しない
事業計画には、事業の目的、対象となるお客様、提供するサービス、売上、費用、実行計画など、さまざまな情報が含まれます。
一つひとつの項目を丁寧に考えていても、全体を組み合わせると矛盾が見つかる場合があります。
例えば、次のような計画を考えてみましょう。
新しい技術相談サービスを始める。
月間30件の相談に対応する。
相談1件あたりの作業時間は平均8時間。
担当者は1名。
この計画では、月間に必要な対応時間は、
30件 × 8時間 = 240時間
になります。
1名の担当者が、既存業務も担当しながら月間240時間の相談対応を行う計画であれば、実行できるかどうか詳しい検討が必要です。
数字の計算自体が正しくても、その前提が実際の仕事と合っているとは限りません。
事業計画の検証では、数字が合っているかだけでなく、その数字を実現できる条件がそろっているかを確認することが大切です。
2.まずは事実・仮定・目標を分けよう
事業計画を検証するとき、最初に確認したいのが情報の種類です。
例えば、次のような内容が事業計画に書かれていたとします。
「現在、樹脂部品の機械加工を行っている」
「技術相談の需要は今後増えると考えている」
「初年度は売上1,000万円を目指す」
この3つは、意味が異なります。
最初の内容は、現在の事業についての事実です。
2つ目は、今後の需要についての仮説です。
3つ目は、達成したい目標です。
これらを区別せずに扱うと、まだ確認していない需要を、すでに存在するものとして計算してしまう可能性があります。
実践① 事業計画の前提条件を整理する
ChatGPTへの入力例
「次の事業計画の内容を、確認済みの事実、仮説、目標、未確認事項に分類してください。
・現在、樹脂部品の機械加工と試作品の製作を行っている。
・製品開発の初期段階で技術相談を必要とする企業があると考えている。
・技術相談サービスを1件5万円で提供したい。
・初年度は年間200件の相談を目標にしている。
・実際に料金を支払って利用するお客様の数は、まだ調査していない。
説明していない市場情報や実績は追加しないでください。」
ChatGPTの回答例
| 内容 | 分類 |
|---|---|
| 樹脂加工・試作製作の実施 | 提示された現在の事業内容 |
| 技術相談への需要 | 仮説 |
| 相談料金5万円 | 料金設定案 |
| 年間200件 | 目標 |
| 有料利用者数 | 未確認事項 |
このように分けると、計画のどこに根拠があり、どこに調査が必要なのかが見えてきます。
なお、ChatGPTが「確認済み」と分類した内容でも、それは入力された情報に基づくものです。
実際の資料や記録まで確認したことを意味するわけではありません。
3.売上計画の数字に矛盾がないか確認しよう
次に、事業計画の数字を検証してみましょう。
例えば、新しい技術相談サービスについて、次の計画を立てたとします。
1件あたりの料金は50,000円。
月間20件の受注を想定。
年間売上目標は15,000,000円。
この数字には、確認すべき点があります。
月間20件を12か月続けた場合の年間件数は、
20件 × 12か月 = 240件
年間売上は、
50,000円 × 240件 = 12,000,000円
です。
つまり、年間売上目標の1,500万円とは300万円の差があります。
実践② 売上計画の整合性を確認する
ChatGPTへの入力例
「新しい技術相談事業について、次の売上計画を検証してください。
1件あたりの料金:50,000円
月間受注予定:20件
年間売上目標:15,000,000円
月間件数から計算した年間売上と、目標金額に矛盾がないか確認してください。
また、目標を達成するために必要な年間件数と、月平均件数を計算してください。」
ChatGPTの回答例
現在の条件で計算した年間売上
50,000円 × 20件 × 12か月 = 12,000,000円
年間売上目標との差額
15,000,000円 − 12,000,000円 = 3,000,000円
目標達成に必要な年間件数
15,000,000円 ÷ 50,000円 = 300件
必要な月平均件数
300件 ÷ 12か月 = 25件
つまり、1件5万円という料金を変えない場合、年間売上1,500万円を達成するには、月平均25件の受注が必要になります。
ただし、月平均25件を受注できるかどうかは別の問題です。
計算が成立しても、実際のお客様の需要や対応能力を確認する必要があります。
4.売上が増えても利益が増えるとは限らない
事業計画の検証では、売上と費用の関係も重要です。
例えば、サービスの利用件数が増えると、それに伴って作業時間や外注費が増える場合があります。
また、一定の件数を超えると、新しい人材や設備が必要になるかもしれません。
ここでは、次の条件を仮定します。
- 1件あたりの売上:50,000円
- 1件あたりの変動費:20,000円
- 月間固定費:400,000円
この条件で、月間10件、20件、30件の収益を比較してみましょう。
| 月間件数 | 売上 | 変動費 | 固定費控除後の利益 |
|---|---|---|---|
| 10件 | 50万円 | 20万円 | −10万円 |
| 20件 | 100万円 | 40万円 | 20万円 |
| 30件 | 150万円 | 60万円 | 50万円 |
この単純な計算では、件数が増えるほど利益も増えています。
しかし、月間30件へ増やすために新しく担当者を雇用する場合はどうでしょうか。
固定費が増えるため、利益も変わります。
実践③ 費用増加の影響を検証する
ChatGPTへの入力例
「技術相談サービスについて、月間30件を受注する場合の収益を比較してください。
条件A:固定費400,000円
条件B:人員増加によって固定費が700,000円になる
1件あたりの売上は50,000円、変動費は20,000円です。
それぞれの利益を計算し、固定費増加の影響を説明してください。」
ChatGPTの回答例
条件A
売上150万円 − 変動費60万円 − 固定費40万円 = 利益50万円
条件B
売上150万円 − 変動費60万円 − 固定費70万円 = 利益20万円
同じ月間30件の受注でも、固定費が増えることで利益は変わります。
また、実際には人員増加によって対応能力が高まる可能性もあるため、費用だけでなく、その効果も検討する必要があります。
収益計画では、売上が増えた場合に必要になる人材や設備、管理負担まで考えることが重要です。
5.実際に対応できる仕事量なのか検証しよう
新規事業では、売上目標だけでなく、仕事を実行できる能力も確認する必要があります。
例えば、技術相談を月間25件受注する計画があるとします。
1件あたりの作業時間が平均8時間なら、
25件 × 8時間 = 200時間
の対応時間が必要です。
しかし、この200時間には、どこまでの作業が含まれているのでしょうか。
お客様との打ち合わせ。
事前の資料確認。
技術的な検討。
関係者との調整。
報告書の作成。
こうした作業がすべて含まれているか確認する必要があります。
また、担当者が既存の仕事を持っている場合、200時間を新規事業へ確保できるとは限りません。
実践④ 対応能力を検証する
ChatGPTへの入力例
「新規事業で月間25件の技術相談を受ける計画です。
1件あたり平均8時間必要と仮定しています。
担当者は2名ですが、既存業務も担当しています。
この計画の実行可能性を検討するため、必要な作業時間を計算し、追加で確認すべき情報を整理してください。
担当者が新規事業に使える時間はまだ分からないため、対応可能と断定しないでください。」
ChatGPTの回答例
必要な月間作業時間
25件 × 8時間 = 200時間
確認が必要な事項
1.担当者2名が新規事業に使える時間
2.既存業務への影響
3.1件8時間という見積もりの妥当性
4.相談内容による作業時間の違い
5.繁忙期の対応能力
6.外部技術者や協力会社との連携可能性
このように整理すると、売上計画を実現するための条件が明確になります。
仕事を受注できることと、約束した内容を実行できることは別です。
どちらも事業計画に必要な視点です。
6.想定どおりに売れなかった場合を考えよう
事業計画を作成するとき、目標を達成した場合だけを考えるのは十分ではありません。
例えば、月間20件の受注を想定していても、実際には10件しか依頼がない場合があります。
料金を見直す必要が出てくるかもしれません。
逆に、想定以上に問い合わせが増えて、対応能力が不足する可能性もあります。
そこで、複数の状況を考えます。
実践⑤ 複数のシナリオを比較する
ChatGPTへの入力例
「技術相談サービスについて、次の3つのケースで事業計画を比較してください。
ケースA:月間受注10件
ケースB:月間受注20件
ケースC:月間受注30件
1件あたりの売上は50,000円、変動費は20,000円、月間固定費は400,000円です。
それぞれの売上と利益を計算してください。
さらに、売上が少ない場合と多い場合に、それぞれ確認すべき経営上の課題を整理してください。」
このように、複数のケースを比較すれば、受注件数が変わった場合の影響を考えられます。
また、最も期待しているケースだけで事業を判断するのではなく、想定より需要が少なかった場合にも継続できるのかを検討できます。
ただし、試算した数字が実際の結果になるとは限りません。
料金、費用、受注件数などの前提が変われば、結果も変わります。
7.お客様のニーズを十分に確認できているか見直そう
新規事業の計画では、数字だけでなく、お客様の需要も重要です。
例えば、製品開発の技術相談サービスについて考えてみましょう。
お客様から「相談できる会社があると助かります」と言われたとします。
これは、サービスを検討するうえで参考になる意見です。
しかし、それだけで実際に有料で利用してもらえるとは限りません。
利用する頻度。
相談したい内容。
必要な技術レベル。
費用に対する考え方。
現在利用している相談先。
こうした情報も必要です。
実践⑥ 顧客ニーズの検証状況を確認する
ChatGPTへの入力例
「新しい技術相談サービスについて、お客様から『相談できる会社があると助かる』という意見をいただきました。
しかし、利用件数や有料サービスとしての需要はまだ確認していません。
この情報から確認できることと、まだ確認できていないことを整理してください。
さらに、事業化の判断に必要な質問を考えてください。」
ChatGPTの回答例
現在確認できること
少なくとも意見を述べたお客様は、技術相談先の存在に価値を感じる可能性があります。
まだ確認できていないこと
- 実際に利用する意向
- 利用頻度
- 希望する相談内容
- 費用を支払う意思
- 希望する料金水準
- ほかのお客様にも同じ需要があるか
このように整理すると、事業計画で使っている需要の前提を見直せます。
特に、売上計画を作成するときには、実際の問い合わせや試行結果など、確認できた情報を増やしていくことが重要です。
8.事業計画の弱点をあえて探してみよう
ここまでの検証では、数字や需要、対応能力を個別に確認してきました。
次は、事業計画全体を見直してみましょう。
その際に役立つのが、ChatGPTへ「問題点を探す立場」で検討してもらう方法です。
例えば、自分が作成した事業計画に対し、次のように指示します。
ChatGPTへの入力例
「これから事業計画の原案を入力します。
この計画を実行する前に、問題点や弱い部分を見つけたいです。
計画を肯定することを目的にせず、次の観点から批判的に検証してください。
・顧客ニーズの根拠
・売上計画の実現可能性
・費用の見落とし
・人材と設備の対応能力
・競合との違い
・実行計画の整合性
・事業継続上のリスク
指摘する際は、確認できた矛盾、考えられるリスク、追加確認が必要な事項を区別してください。
問題があると断定できない部分は、仮説として扱ってください。」
この方法なら、自分では見落としていた観点を見つけられる可能性があります。
ただし、ChatGPTの指摘がすべて正しいとは限りません。
実際の事業条件を理解していないために、必要以上に問題を大きく評価する場合もあります。
反対に、重要なリスクを見落とすこともあります。
AIの指摘についても、根拠を確認することが大切です。
9.問題点が見つかったら、どう改善する?
事業計画の検証で問題点が見つかった場合、すぐに計画全体を作り直す必要はありません。
例えば、月間25件の受注に必要な対応時間が不足していると分かった場合です。
考えられる方法は一つではありません。
当初の受注目標を見直す。
サービスの提供範囲を調整する。
作業方法を改善する。
外部の技術者と協力する。
必要に応じて人員の増加を検討する。
それぞれに利点と注意点があります。
ChatGPTには、次のように相談できます。
ChatGPTへの入力例
「新規事業の計画で、想定した受注件数に対して担当者の対応時間が不足する可能性が見つかりました。
この問題を改善するため、受注目標の見直し、サービス内容の調整、業務効率の改善、外部協力、人員増加という方法を比較してください。
それぞれについて、期待できる効果、必要な準備、費用、注意点を整理してください。
実際の対応能力や費用はまだ調査中なので、最適な方法を決めつけないでください。」
このように、問題点を改善案へつなげることができます。
また、一つの改善を行うことで、別の条件が変わる場合もあります。
例えば、人員を増やせば対応能力は高まる可能性がありますが、固定費も増えます。
サービスの内容を減らせば対応時間を短縮できるかもしれませんが、お客様に提供する価値が変わる可能性もあります。
事業計画の改善では、一つの数字だけでなく、事業全体への影響を確認する必要があります。
10.計画を見直すための管理表を作ろう
事業計画の問題点が複数見つかった場合、確認事項を一覧にすると管理しやすくなります。
例えば、次のような形式です。
| 検証項目 | 現在の課題 | 次に必要な対応 |
|---|---|---|
| 顧客ニーズ | 有料利用の需要が未確認 | お客様へのヒアリング |
| 売上計画 | 受注件数の根拠が不足 | 実績・需要の調査 |
| 人員体制 | 対応可能時間が未確認 | 担当者の稼働状況確認 |
| 費用 | 外注費の見込みが不足 | 協力会社への確認 |
| 実行計画 | 試行条件が未決定 | 対象と評価方法の検討 |
ChatGPTには、次のように入力できます。
ChatGPTへの入力例
「事業計画の検証で見つかった問題点を、一覧表に整理してください。
列は、検証項目、確認できた問題、未確認事項、改善案、担当者、期限、現在の状況としてください。
担当者や期限が決まっていない場合は、未定と表示してください。
すでに解決した問題と、まだ検討中の問題を区別してください。」
このように整理すれば、何を確認し、どこを修正する必要があるのか把握しやすくなります。
さらに、調査が進むたびに内容を更新することで、事業計画の完成度を少しずつ高められます。
11.実践演習!自分の事業計画を検証してみよう
それでは、今回の授業の仕上げです。
前回の第94回で作成した事業計画の原案や、現在検討している事業案を用意してください。
まだ正式な計画書になっていなくても構いません。
分かっている情報から検証を始めてみましょう。
そのまま使える実践プロンプト
「あなたは、新規事業の事業計画を検証するアシスタントです。
これから私が作成した事業計画の原案を入力します。
計画を実行する前に、数字の矛盾、根拠が不足している内容、実行上の問題、見落としているリスクを確認したいと考えています。
次の条件で進めてください。
1.最初に事業計画の内容を確認してください。
2.計画に記載された情報を、確認済みの事実、仮説、目標、未確認事項に分類してください。
3.対象顧客と顧客ニーズについて、根拠が十分か検討してください。
4.売上計画の計算に矛盾がないか確認してください。
5.料金、受注件数、費用などの前提条件を整理してください。
6.必要に応じて、複数の収益シナリオを比較してください。
7.売上目標に対して、人材や設備の対応能力が十分か検討してください。
8.初期費用、固定費、変動費の見落としがないか確認してください。
9.競合や市場について、不足している調査項目を整理してください。
10.実行計画に無理がないか、必要な準備や作業の順番を確認してください。
11.事業の継続性に影響するリスクを洗い出してください。
12.確認できた矛盾と、推測に基づく懸念を区別してください。
13.問題点について、複数の改善方法を考えてください。
14.改善によって売上、費用、サービス内容などへ生じる影響も検討してください。
15.最後に、問題点、確認事項、改善案、担当者、期限を一覧表にしてください。
16.実際に確認できていない需要、市場規模、費用、技術的な対応能力を事実として扱わないでください。
不足する情報は一つずつ質問してください。
それでは、最初に必要な情報を確認してください。」
この指示文を使えば、ChatGPTと対話しながら事業計画の問題点を整理できます。
最初からすべての課題を解決する必要はありません。
まず、何が分かっていて、何が分かっていないのかを整理する。
数字や条件に矛盾がないか確認する。
事業を実行するために不足しているものを調べる。
そして、必要に応じて計画を修正する。
この繰り返しが、計画を実際の事業へ近づけるための重要な作業になります。
ソラ先生からのアドバイス
事業計画を検証するとき、私は一つ大切にしてほしいことがあります。
それは、自分たちが作った計画だからこそ、疑問を持って見直すことです。
新しい事業について考え、時間をかけて計画を作成すると、その計画に愛着が生まれることがあります。
できれば実現したい。
成功させたい。
自分たちの技術や経験を活かしたい。
そう考えることは、自然なことです。
しかし、事業を成功させたいという気持ちが強いほど、都合の悪い情報を見落としてしまう場合があります。
例えば、想定している売上を達成するには、現在の人員では対応できないことが分かったとします。
その場合、計画が間違っていたと考えて終わりにする必要はありません。
必要な人員を確保する方法もあります。
外部と協力する方法もあります。
最初は小規模で始める方法もあります。
あるいは、サービスの内容そのものを見直すことも考えられます。
重要なのは、最初に考えた方法に固執しないことです。
新しい情報が分かったのであれば、その情報をもとに計画を改善すればよいのです。
また、事業計画を検証するときには、異なる立場の人の意見も大切です。
営業担当者は、お客様の需要について詳しいかもしれません。
技術担当者は、実現するための課題を理解しているでしょう。
経理担当者は、費用や資金繰りについて別の視点を持っています。
協力会社や外部の専門家から、新しい情報を得られる場合もあります。
ChatGPTは、こうした異なる視点から考えるための質問を作ったり、情報を比較したりする手助けができます。
しかし、AIが出した指摘をすべて正しいものとして扱ってはいけません。
実際の数字や仕事の条件を確認し、自分たちで判断することが必要です。
事業計画の検証は、計画を否定するためのものではありません。実現したいことを、現実の条件に合わせて前へ進めるための作業です。
分からないことを調べ、問題が見つかれば修正する。
新しい可能性が見つかれば、計画を広げる。
その積み重ねが、事業を育てることにつながります。
今回のまとめ
第95回では、ChatGPTを使って事業計画の問題点を検証する方法を学びました。
今回のポイントは5つです。
1.事業計画に含まれる事実、仮説、目標を区別する。
2.売上、費用、利益の計算と前提条件を確認する。
3.必要な人員、設備、作業時間と売上目標の整合性を検討する。
4.需要が少ない場合など、複数のシナリオを比較する。
5.見つかった問題点を整理し、改善方法を考える。
ChatGPTは、事業計画の数字を確認し、矛盾や不足している情報を整理し、異なる角度から計画を検討するために活用できます。
ただし、実際の事業判断には、お客様の需要、技術的な実現性、費用、社内の対応能力など、正確な情報が必要です。
AIによる分析と、人間による調査、検証、判断。
その両方を組み合わせながら、実行できる事業計画へと改善していきましょう。
次回予告|第96回
次回は「ChatGPTで事業の実行計画を作る方法」を学びます。
検証した事業計画を実際の行動につなげるために、必要な準備、担当者、期限、進捗確認、計画の見直しをどのように整理すればよいのか。
ChatGPTを活用した具体的な方法をご紹介します。
それでは、次回も一緒に学んでいきましょう!