相談しやすい製作会社であるために。
技術の話ができることと、話が通じることは同じではない。
ものづくりのご相談には、さまざまな形があります。
図面や仕様が完成していて、製作先を探している。
開発途中で、材料や加工方法について意見を聞きたい。
試作品を製作したものの、思うような結果が得られず、別の方法を検討している。
急ぎで必要な部品があり、対応できる方法を探している。
お客様によって、相談したい内容も、困っていることも異なります。
(株)アリスでは、そうしたご相談に対して、まず内容を正確に把握することを大切にしています。
専門用語を知っているだけでは、話は進まない。
製造業には、多くの専門用語があります。
材質、加工方法、公差、表面処理、検査方法。
技術者同士であれば、短い言葉で伝わることもあるでしょう。
しかし、専門用語が通じることと、お互いの考えが正しく伝わっていることは別です。
例えば、「精度を重視したい」というご相談でも、どの部分の精度が重要なのかによって、必要な対応は変わります。
「できるだけ早く」というご希望にも、実験日が決まっているのか、次の開発工程との兼ね合いがあるのかなど、さまざまな事情が考えられます。
言葉だけを受け取るのではなく、その背景を確認する。
小さな認識の違いを残さないことが、仕事を進めるうえで重要になります。
できることだけでなく、難しいことも伝える。
ものづくりでは、お客様のご希望に対して、すべてをそのまま実現できるとは限りません。
材料の特性によって、希望する寸法精度の確保が難しい場合もあります。
形状によっては、加工方法の変更が必要になることもあります。
希望納期と製作条件の両立が難しいこともあるでしょう。
そのような場合に、できるかどうかわからないまま話を進めることは、お客様にとっても製作する側にとっても望ましいことではありません。
難しい条件があれば、その理由を確認してお伝えする。
代わりの方法が考えられるのであれば、ご相談する。
すぐに判断できないことは、必要な確認を行う。
都合のよい返事をすることより、正確な情報をお伝えすることが大切だと考えています。
お客様にも、それぞれの専門分野がある。
研究開発や生産技術のエンジニアの方々は、ご自身の専門分野について多くの知識や経験をお持ちです。
一方、加工方法や材料の取り扱いについては、製作する側の経験が役立つ場合があります。
お客様の専門知識と、私たちの製作技術。
その両方が必要になる仕事も少なくありません。
どちらかが一方的に答えを出すのではなく、それぞれの立場から情報を持ち寄り、目的に合った方法を見つけていく。
そんな関係が、よりよいものづくりにつながると考えています。
また相談したいと思える関係を。
仕事のご相談をいただいたからといって、必ずご注文につながるとは限りません。
条件が合わないこともあれば、検討の結果、製作自体が見送られる場合もあります。
それでも、ご相談いただいた内容には誠実に向き合いたいと思っています。
何ができるのか。
何が難しいのか。
どのような方法が考えられるのか。
お客様が判断するために必要な情報を、できる限り正確にお伝えする。
(株)アリスは、製作する技術だけでなく、安心して仕事の話ができる関係も大切にしていきたいと考えています。
相談することから、ものづくりは動き始めます。
その最初の一歩から、お客様のお役に立てる会社でありたいと思っています。