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不安なときほど、目の前の仕事を一つずつ

2026.10.11

新しい仕事を任されたとき、少し不安になることがあります。

初めて扱う材料。経験のない加工方法。これまで担当したことのない業務。

うまくできるだろうか。

何か問題が起きたらどうしよう。

そう考えることもあると思います。

私自身、ものづくりの仕事を続ける中で、何度もそうした場面を経験してきました。

特に、最初から解決方法が分かっていない仕事や、他の会社が困っている仕事を引き受けるときには、心配になることもあります。

それでも、仕事は進めなければなりません。

心配だからこそ、先に考えておく

新しい仕事に取り組むとき、分からないことをすべてなくしてから始められるとは限りません。

大切なのは、何が分かっていて、何がまだ分かっていないのかを明確にすることです。

例えば、初めて製作する部品であれば、加工時に起こりそうな問題や、注意が必要な部分を事前に検討します。

使用する材料の特徴、形状による加工の難しさ、品質を確認する方法など、考えられる不安要素を整理します。

社員と仕事を進めるときにも、分からない部分は分からないまま共有します。

ただ不安を伝えるだけではありません。

注意すべきところを確認し、問題が起きた場合の対応も一緒に考えておきます。

そうしておくことで、予想していなかったことが起きても、次に何を確認するべきか考えやすくなります。

落ち込んでも、考えることはやめない

仕事で失敗すれば、悔しいと思うこともあります。

思うように結果が出なければ、落ち込むこともあります。

人間なので、いつも冷静でいられるわけではありません。

私も同じです。

ただ、気持ちが落ち込んでいるときでも、同時に冷静に問題を分析することを大切にしています。

何が起きたのか。

最も影響した原因は何か。

今、何を変えればよいのか。

事実を確認していくと、漠然とした不安が、少しずつ具体的な課題に変わっていきます。

対処するべきことが見えてくると、不思議と気持ちも落ち着いてきます。

冷静になるまで何もしないのではなく、問題を整理しながら冷静さを取り戻していく。

エンジニアとして、大切にしている感覚の一つです。

一人で抱え込まないことも仕事の力

これは、経験豊富な技術者だけに必要なことではありません。

営業事務でも、仕上げ加工でも、慣れない仕事に戸惑うことはあります。

そんなとき、一人で答えを出そうとする必要はありません。

分からないことを伝え、周囲と確認し、一緒に対策を考える。

そうした経験も、少しずつ仕事への自信につながっていくと思います。

(株)アリスでは、最初から何でもできることより、分からないことに向き合い、解決に向けて動けることを大切にしています。

不安がなくなるのを待つのではなく、不安があっても、できることから進めていく。

その積み重ねが、難しい仕事に向き合う力を育てていくと考えています。

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