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祭りは、地域を家族にする仕組みだった

2013.10.03

祭りというと、神様にお願いをする行事のように考えがちです。

でも私は、それだけではなかったと思っています。

祭りの日には、地域の人が集まる。

普段あまり話さない人とも会う。

子どもも来る。

老人も来る。

若い人も来る。

食べる。

踊る。

笑う。

一緒に準備をする。

そして終われば、また日常へ戻る。

これは、共同体にとってとても大切な時間だったはずです。

普段は別々の家で暮らしていても、

「自分たちは同じ地域で生きている」

と確認できるからです。

祭りには、役割もあります。

料理を作る人。

道具を準備する人。

音楽をする人。

踊る人。

子どもを見る人。

祭祀をする人。

掃除をする人。

誰か一人ではできない。

だから祭りそのものが、地域のチームづくりになる。

私は、祭りが何百年も続いてきた理由の一つは、ここにあると思っています。

神様を祀るだけではない。

地域の人を、もう一度つなぎ直す。

それが祭りだった。

だから祭りの日には、血のつながらない人まで一つの輪に入る。

地域そのものが、大きな家族になる。

祭りは、信仰であると同時に、

地域を家族に戻す日

だったのだと思います。

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