三輪山の磐座|なぜ古代の人は山そのものを祀ったのか
2013.08.11
奈良県桜井市にある大神神社。
ここには、本殿がありません。
普通の神社なら、神様を祀る本殿がある。
ところが大神神社では、三輪山そのものを御神体として祀っています。
桜井市も、大神神社について、三輪山全体を神体山とする古代信仰の形を今に伝える場所だと説明しています。
そして、その三輪山の中には三つの磐座があります。
磐座。
神が宿るとされた岩です。
ここで一つ疑問が出てきます。
なぜ、岩なのでしょう。
大きな岩なら、山の中にはほかにもあります。
それでも人々は、特定の岩を特別な場所として扱いました。
さらに大神神社の禁足地からは、須恵器、子持勾玉、大量の臼玉など、祭祀に使われたと考えられる品々が出土しています。
つまり、そこでは実際に人が集まり、何かを行っていた。
岩を眺めて祈っただけではありません。
器を持ってくる。
玉を作る。
供え物を準備する。
山へ運ぶ。
そして決められた場所で祭祀をする。
そこには多くの人の仕事があります
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