仕事は、少し分かるようになってから見え方が変わります
新しい仕事を始めたときは、目の前のことを覚えるだけで精いっぱいになることがあります。
仕上げ加工であれば、加工が終わった製品のバリを取る。
決められた部分を整える。
傷をつけないように注意する。
最初は、それだけでも簡単ではありません。
(株)アリスでは、プラスチック樹脂やアルミなど、いろいろな材料の部品を扱っています。
同じように見える仕上げ作業でも、材料や形状によって感覚は少しずつ違います。
POMの部品と透明なPCの部品では、気をつけるところも違います。
透明な部品では、わずかな傷や仕上げ跡が目立つことがあります。
薄い部分や細い部分では、力を入れすぎると製品を傷めることもあります。
最初から、こうした違いがすべて分かるわけではありません。
実際に触る。
仕上がった製品を見る。
前回との違いを考える。
経験を重ねる中で、
「ここはもう少し丁寧に仕上げたほうがよい」
「この形状なら、この持ち方のほうが作業しやすい」
「この傷は、そのまま進めず確認したほうがよい」
と、少しずつ自分で気づけるようになります。
同じ仕事をしていても、見えているものが変わってきます。
最初は「バリを取る仕事」だったものが、だんだん「製品を完成させる仕事」に変わっていく。
その変化は、機械加工でも営業事務でも同じだと思っています。
最初は教えてもらったことをする。
次に、自分でできることが増える。
そのうち、少し先のことまで考えられるようになる。
(株)アリスでは、仕事を覚えることを、単に作業の手順を覚えることだとは考えていません。
経験によって見えるものが増え、自分で判断できることが少しずつ増えていく。
そこから、その人なりの仕事の面白さも生まれてくるのだと思います。