「優しさ」と「甘さ」は、同じではないと考えています
研究開発現場から生産現場までのものづくりにおいて、(株)アリスでは「優しさ」と「甘さ」は同じものではないと考えています。
仕事をしていると、相手を助けることや、負担を減らすことが必要な場面があります。
困っている人がいれば声をかける。
分からないことがあれば一緒に考える。
失敗したときには、原因を整理して次につなげる。
こうした関わりは、仕事を円滑に進めるうえでも大切です。
ただし、何でも代わりにやってしまうことや、必要なことまで曖昧にしてしまうことが、本当に相手のためになるとは限りません。
例えば、分からないことを毎回答えてもらうだけでは、自分で考える力はなかなか身につきません。
ミスをしたときに原因を考えず、その場を収めるだけでは、同じことを繰り返す可能性もあります。
だからこそ(株)アリスでは、助けることと任せることのバランスが大切だと考えています。
最初からすべてできる人はいません。
特に新しい仕事では、教えることや一緒に考えることが必要です。
一方で、少しずつ仕事を覚えてきたら、自分で考え、自分なりの答えを出してみることも必要になります。
その結果が間違っていたとしても、正直に報告し、原因を考え、次にどうするかを整理できれば、その経験は成長につながります。
反対に、失敗を隠したり、同じことを考えずに繰り返したりすれば、ものづくりの品質にも影響します。
そのため、ときには「それではいけない」と伝えることも必要です。
言われた側にとって、その瞬間は厳しく感じることがあるかもしれません。
それでも、仕事の結果やその人のこれからを考えれば、必要なことを曖昧にしないことも一つの優しさだと考えています。
開発試作の仕事では、毎回同じ答えが用意されているわけではありません。
図面を読み、材料を考え、加工方法を選び、問題が起これば原因を探す。
そうした経験を積み重ねながら、自分で判断できる範囲を少しずつ増やしていく仕事です。
だからこそ、ただ作業を教えるだけではなく、「なぜそうするのか」を考えられるようになることが大切です。
(株)アリスが考える優しさは、何でも相手に合わせることではありません。
困っているときには支える。
分からないときには一緒に考える。
そして、自分でできるようになったことは任せていく。
必要なことは、きちんと伝える。
そうした関わりの積み重ねが、人の成長にも、仕事の品質にもつながると考えています。
これからも(株)アリスでは、ものづくりに関わる一人ひとりが自分で考え、責任を持って仕事ができるようになることを大切にしながら、技術と人の両方を育てていきたいと考えています。