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バリ取りから始まる、ものづくりの仕事。

2026.05.07

(株)アリスの仕上げ作業には、「手加工」と呼ばれる仕事があります。

その中でも多いのが、機械加工後に残ったバリを取り除く作業です。

板材や丸棒を工作機械で削ると、形状や材質によっては、刃物から材料が逃げた部分などにバリが残ります。

そのバリをデザインナイフや専用工具を使って整え、製品として仕上げていきます。

作業だけを見ると、とてもシンプルです。

だから、未経験から始める場合も、最初から難しいことを求めるわけではありません。

まずは練習用のサンプルを使います。

最初にお手本を見る。

分からないことを確認する。

同じようにやってみる。

うまくできれば、その作業を何度か繰り返す。

うまくできなければ、

「どこが難しかったのか。」

「なぜ思ったようにならなかったのか。」

を一緒に確認して、もう一度試します。

サンプルで基本ができるようになったら、実際の製品へ進みます。

本番でも、最初はお手本を見ながら作業のポイントを確認します。

いきなり一人で任せるのではなく、理解してから始めます。

そして経験が増えるにつれて、教え方も少しずつ変えていきます。

最初は、

「ここに刃物を当てる。」

「この方向へ動かす。」

というように、方法を具体的に教えます。

でも、いつまでも同じ教え方を続けるわけではありません。

仕事に慣れてくると、

「この材料なら、どう取ればいいだろう。」

「この形状なら、どこに注意したほうがいいだろう。」

と、自分で考える場面を増やしていきます。

分からなければ聞く。

迷えば相談する。

でも、その前に一度、自分でも考えてみる。

そうすることで、教わった作業を繰り返すだけではなく、自分で判断できる仕事へ少しずつ変わっていきます。

バリ取りそのものは、決して特別な才能が必要な仕事ではありません。

最初は難しく感じても、同じ作業を何度も経験すると、

「このくらいの力でいい。」

「この角度ならきれいに取れる。」

「ここは少し注意したほうがいい。」

ということが分かるようになります。

昨日まで考えながらしていたことが、少しずつ自然にできるようになる。

そして、次は違う材料や形状へ挑戦する。

(株)アリスでは、そうした経験の積み重ねによって仕事を覚えていきます。

最初は、一つのバリをきれいに取るところから。

その小さな仕事を繰り返しながら、材料を見る力、製品を見る力、自分で考える力を身につけていく。

バリ取りは、ものづくりの仕事を覚えていく入口の一つです。

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