一つの仕事に、すべての意識を向ける
開発ものづくりでは、多くの仕事が同時に進みます。
試作品の製作、材料の選定、お客様との打ち合わせ、加工方法の検討、品質確認。
一日に何度も頭を切り替えながら仕事を進めることも珍しくありません。
だからこそ、私は「一つの仕事に意識を集中する時間」を大切にしたいと考えています。
近年、「マインドフルネス」という言葉を耳にする機会が増えました。
一般的には、「今、この瞬間に意識を向けること」「余計な判断を加えず、目の前のことに集中すること」と説明されています。
私は、この考え方はものづくりにも通じると感じています。
加工条件を考えるとき。
図面を確認するとき。
仕上がった部品を検査するとき。
その一瞬に全力で向き合うことで、小さな違和感や改善のヒントに気づくことがあります。
一方で、私自身も最近は、多くの仕事を同時に進める中で、以前のように時間を忘れるほど集中できる時間が少なくなったと感じています。
頭の中で次の予定を考えながら仕事をすると、目の前の仕事への集中が浅くなってしまいます。
だからこそ、意識的に集中する時間をつくる工夫が必要だと思っています。
例えば、仕事を始める前に深呼吸を三回する。
机の上を整理してから作業を始める。
一つの仕事が終わるまでは、できるだけ他のことを考えない。
小さな習慣でも、集中するための「スイッチ」になります。
(株)アリスが目指すのは、ただ忙しく働くことではありません。
一つひとつの仕事に真剣に向き合い、お客様の期待を超えるものづくりを積み重ねることです。
集中力は才能ではなく、日々の習慣で磨かれる力です。
これからも、一つの仕事にすべての意識を向ける姿勢を大切にしながら、より良い開発ものづくりを追求していきたいと考えています。