事実から考えるものづくり
ものづくりでは、さまざまな課題に直面します。
思うような結果にならなかったり、予想とは違う現象が起きたりすることもあります。
そんなとき、(株)アリスが大切にしているのは、まず事実を見ることです。
「なぜ失敗したのだろう。」
「おそらくこれが原因だろう。」
そう考えることは大切ですが、思い込みだけで答えを出してしまうと、本当の原因を見失うことがあります。
だからこそ、まずは現実に何が起きたのかを確認します。
寸法はどうだったのか。
加工条件はどうだったのか。
材料に違いはなかったのか。
実際に起きたことを記録し、一つひとつ整理していきます。
事実を積み重ねることで、少しずつ原因や傾向が見えてきます。
私は、エンジニアには「考える力」と同じくらい、「観察する力」が必要だと思っています。
考える前に、まず見ること。
結論を急ぐ前に、事実を集めること。
その積み重ねが、再現性のあるものづくりにつながります。
もちろん、経験や勘も大切です。
長年ものづくりに携わっていると、「この方法が良さそうだ」と感じることがあります。
しかし、その感覚も事実によって確かめることが重要です。
経験は新しい仮説を生みます。
そしてデータや結果が、その仮説を確かなものへ育てていきます。
研究開発の現場でも、生産現場でも、求められるのは思い込みではなく、再現できる答えです。
そのためには、感覚だけでも、数字だけでも十分ではありません。
事実を正しく見つめ、経験や知識と結びつけながら判断していくことが大切です。
(株)アリスは、目の前で起きている事実を大切にし、その積み重ねから最適な答えを導くものづくりを続けています。
それが、お客様に安心していただける品質と、再現性のある技術につながると考えています。