管理とは、人を動かすことではなく成果を成立させること
(株)アリスでは、「管理」という言葉について考えるとき、単純に人を統制することではなく、組織として成果を成立させるための仕組みづくりだと捉えています。
管理にはさまざまな考え方がありますが、大きく分けると「コントロール」と「マネジメント」という二つの側面があるように思います。
コントロールは、あらかじめ決められた手順やルールに沿って、再現性の高い結果を得るための管理です。品質や納期、安全性など、一定の基準を守る必要がある場面では重要な考え方になります。誰が担当しても同じ結果が得られる状態を目指すため、ルールや確認項目を明確にしながら運用していきます。
一方でマネジメントは、人それぞれの能力や個性を活かしながら、目標達成を支援する考え方です。単に指示を出すのではなく、なぜその仕事を行うのかを共有し、自ら考え行動できる状態をつくることに重点があります。
どちらが正しいという話ではありません。
研究開発現場から生産現場までのものづくりでは、両方が必要になります。
経験が浅い段階や、品質基準を確実に守る必要がある工程では、コントロールの比率が高くなります。まずは基本を理解し、再現性を身につけることが優先されるためです。
一方で、責任感を持ち、自ら考えながら改善できる人材には、マネジメントの比率を高める方が効果的です。本人の判断や工夫が組織全体の成長につながるためです。
(株)アリスでは、人によって管理方法を変えることは特別なことではないと考えています。能力や経験、責任範囲が異なるにもかかわらず、全員に同じ接し方をする方が不自然です。
重要なのは公平性であって、画一性ではありません。
同じルールを適用することが公平なのではなく、それぞれの状態に応じて成長と成果につながる環境を整えることが、本当の意味でのマネジメントだと考えています。
ものづくりの現場では、工程によって求められる役割も異なります。
だからこそ(株)アリスでは、「どう管理するか」ではなく、「どうすればその人が力を発揮し、組織として成果を生み出せるか」という視点を大切にしています。
管理とは、人を縛ることではありません。
一人ひとりの特性を理解しながら、研究開発現場から生産現場までを支える組織を成立させること。
それが、(株)アリスが考える管理の本質です。