MCナイロンからPOMへ変更した理由とは何か
2025.08.28
ある機構部品のご相談で、「MCナイロンで製作しているが、動作が安定しない」という課題がありました。図面上は成立しているものの、実際の使用環境で寸法のばらつきや動作の引っかかりが発生している状況でした。
(株)アリスで確認したところ、原因の一つとして考えられたのが、MCナイロンの吸水による寸法変化です。特に嵌合部においては、わずかな変化でも動作に影響が出るため、材料特性とのミスマッチが起きている状態でした。
このケースでは、単純に加工精度を上げるのではなく、材料の見直しを行い、ポリアセタール(POM)への変更をご提案しました。POMは吸水率が低く、寸法安定性に優れているため、嵌合や摺動を伴う部品に適しています。
結果として、動作のばらつきは改善され、安定した動きが得られるようになりました。また、加工時の再現性も向上し、ロット間のばらつきも抑えられるようになっています。
このように、問題の原因が「加工」ではなく「材料」にあるケースは少なくありません。特に、MCナイロンのように性能が高い材料でも、用途によっては過剰または不適合となる場合があります。
(株)アリスでは、既存材料の見直しや置き換えについても対応しています。特に、「なんとなくこの材料を使っている」「過去から変えていない」といったケースでは、見直しによって改善できる可能性があります。
結果として、動作安定性の向上だけでなく、設計のシンプル化やコスト最適化につながることもあります。
まだ依頼が決まっていなくても問題ありません。現在使用している材料が適しているかどうかの確認だけでも構いませんので、まずはご相談ください。
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